iPod日記

アクセスカウンタ

zoom RSS iPod日記(403)-大学2年の夏の思い出

<<   作成日時 : 2009/10/30 17:37   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 大学2年の夏休みに海の家の住み込みのバイトをした。大学の学生部のバイト募集を見て応募したのだ。その前の年末に第一家庭電器という家電量販店の配送のバイトをして1週間で7万円ぐらい稼ぎ、大晦日の夜行列車で新年を迎えて以来の自分としては長期のバイトだった。1ヶ月間だったが、観光地での住み込みで食事付きだから生活費が浮いて楽なのと旅行気分でバイトが出来ると安易に考えて出かけたら、朝早くから夜遅くまでこき使われるハードな日々だった。さぞ昔の丁稚奉公はこんな感じだったんだろうなと思う。
 行き先は、房総半島の内房、安房勝山。鋸南町という鋸山の南側にある町だ。2時間あまり電車に揺られて降りた駅はローカルなのんびりとした駅だった。駅から10分ほど歩いて自分の派遣された海の家に着いた。海の家と言っても割と新しくてきれいな民宿だった。夏の間だけの営業だから海の家には変わりないが。経営しているのは普段はスナックを経営している夫婦だった。主人は40代ぐらいで割と若かった。
 まず朝5時半頃に起きて朝食の準備や後始末を手伝う。9時頃一段落すると、それから昼食時までは、砂浜で貸しボート屋をやる。その合間にトウモロコシも焼いて売った。暑い中楽しそうに砂浜で遊ぶ人々を見て働くことがこんなに辛いものだとは生まれてこのかた知らなかった。
 厨房では皿洗いが主な仕事だったが、一度皿を落として何枚も割ってしまったことがあった。丁度その時、日吉ミミという歌手の一行が訪れていたので、その歌手に
「注意しなきゃダメよ」
と声をかけられた。
 昼食時は一番客が来る。海の家は食堂も兼ねているからだ。2時半頃まで休む暇がなかった。昼食は3時頃になる。食堂やレストランの仕事は大変だなあと思った。
 5時頃まではまた貸しボート屋とトウモロコシ屋をやる。夕方からは泊まりの客の夕食の準備と後始末。終わるのが10時半頃。寝るのは空いている部屋だが、繁忙期は、空き部屋がなくなるので、屋根裏部屋に寝た。寝る時は暗い中やたら潮騒の音が聞こえた。
 こんな生活を続けていると自由というものがない。自由のありがたみを痛感した。
 一度だけ夕方貸しボートを漕いで500mぐらい沖合に浮かんでいる浮島と島に冒険の旅に出かけたことがある。すぐ帰ってきたつもりだが、夕食の準備の時間にかかっていたので、主人にこっぴどく怒られた。
 公然と暇をもらえたのは夏祭りの日だ。夜隣近所の海の家にバイトに来ていた女の子たちと砂浜を歩きながら喋ったりした。昔の若者にとって夏祭りや祭りは唯一の息抜きだったのかもしれない。
 貸しボート屋をやっていたら、明らかにヤクザの一団と思われる人たちがボートを借りにきたことがあった。1時間500円ぐらいだったと思ったが1万円札を出して
「つりはいらねぇよ」
ときた。海水パンツ姿に腹巻きをしていた。多分その腹巻きの中にはドスが入っていたのだろうと思う。ビビった。正直怖かった。ヤクザと接触を持ったのはその時以外ないが、これも貴重な体験と言えるかもしれない。
 自分にとって一番辛い体験だったが、今振り返ってみると、貴重な社会体験をさせてもらったと思っている。1週間で7万円稼いだ半年前のバイトより1ヶ月で6万円しか貰えなかった海の家のバイトの方が自分にとっては胸の奥深くに刻まれる思い出になっている。

 28日にiPod touch用のアプリ『大辞林』を購入してインストールした。2,500円を10月中だけ1,500円のキャンペーン価格で購入できる。普通の書籍型の辞書の良さも残している辞書だ。関連の類語なども出てくるので、便利で使いやすい。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
iPod日記(403)-大学2年の夏の思い出 iPod日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる